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▼何を意識して書けばいい?職務経歴書の書き方とポイント解説

何を意識して書けばいい?職務経歴書の書き方とポイント解説/

転職活動において必須となるのが「職務経歴書」。
履歴書とは比べ物にならないくらい、書類選考時の大きな判断資料となります。


そのため、「職務経歴書の書き方」はネットで検索すればたくさんの情報が出回っていて、「こうすれば選考通過する」というようなテクニックもたくさん書かれていることがわかります。
それだけ、転職活動を進めている皆さんの多くが「これで良いのかな?」と悩んでいらっしゃるということなのでしょう。

 

様々な方の職務経歴書を拝見していますが、うまく書けていないなと思う職務経歴書には、2つの傾向があります。

(1)よりよく見えるように、必要以上に内容を盛って書いてしまう。

(2)せっかくの貴重な経験も、あっさりと一文で終わってしまっている。

(1)は、どちらかといえば自分の経験に自信が無い人、経験の浅い人に見られ、(2)は経験豊富なベテランの技術者などに多いような印象です。

盛って書いてしまうというのは、わかりやすい例では、

・新入社員や若手の面倒を見ていたことを「マネジメント」と記載
・他部署のお手伝い程度の協力を「兼務」と記載
・ミーティング議事進行の業務を「部門取りまとめ」と記載

というようなことです。

盛って書いてしまうデメリットとしては、書類選考通過した後の面接での評価が厳しくなってしまったり、仮にうまく入社した後も、実力以上に高い期待値に応えなければならないということがあります。
また、逆にあまりに内容が薄いものであれば、そもそも書類選考が通過しにくくなるなどの問題があります。

盛りすぎず、あっさりしすぎず、というと抽象的で難しいのですが、
本質的に大切なポイントは1つだということを理解しておく必要があります。

それは「相手が誰かを意識する」ということです。


職務経歴書を読む相手は、応募先企業の採用担当者、部門責任者、社長など、企業によって様々ですが、大きく考えると、同業か異業種か × 同職種か異職種か で分けられます。
この掛け合わせで、書く分量や内容をある程度想定することができます。

(1)同業ー同職種の場合
これは一番書きやすいパターンです。相手も自分の仕事について理解しているので、それほど難しくはありません。
盛り過ぎるよりは、淡々と事実を記載した方が良いでしょう。

(2)同業ー異職種の場合
同じ業種で、異職種に応募する場合のポイントは、異職種の目線から自分の業務をアピールする必要があります。
例えば、営業職から製造職へのキャリアチェンジを希望するのであれば、営業成績だけを記載するのではなく、品質管理・品質保証分野での製造現場との連携や、業務効率化改善の施策提案の経験など、営業成績とは異なる視点で自身の経験や実績をアピールすることも必要になります。

(3)異業種ー同職種の場合
異業種から転職する場合は、職種が同じであっても、業務内容や知識・スキルセットが異なることがあるため、自分の経験やスキルを相手が理解しやすいように説明することが必要です。
取り扱う製品や取引額などの数字を記載する際にも、業界内での順位や社内での相対評価など、相手がイメージしやすいように比較対象を記載するなどのコツが必要になります。

(4)異業種ー異職種の場合
異業種かつ異職種に応募する場合は、まず自分の経験やスキルを応募先企業で必要とされる業務にどう活かせそうか、その可能性を感じさせられるように作成することがポイントになります。
また、業界用語などは極力少なくし、一般的な名称や表現に置き換えておくと誤解が少なくて良いでしょう。

 

いずれの場合においても、相手に事実を伝えるためには、具体的な数字や実績を交えて書くことが重要です。また、自分がどのように問題を解決し、成果を出してきたのかというプロセスも伝えられると、より有効な職務経歴書になるでしょう。

 

とはいえ、なかなか難しいのが実情です。
当社では、書き方についてサポートさせていただくのはもちろんですが、それだけにとどまらず、職務経歴書に書ききれないマッチングのポイントや、当社が推薦する理由などを、企業担当者や社長に口頭や文章で直接お伝えする紹介活動を行っています。

そのために私達が大切にしているのが「面談」です。


当社の面談は、スキルや経験の確認だけではなく、「職務経歴書」に書ききれないエピソードやお人柄など、「+α」となる素材を集めるために、じっくりと時間をかけてお話をお聞きします。

転職面談は、夜間や休日などでも、できる限りあなたのご都合に合わせて調整しています。
お話できることを、コンサルタント一同心よりお待ちしています!

(文責:国家資格キャリアコンサルタント 佐藤大輔)


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