▼島根県探訪記その5.ぼてぼて茶2005/12/03 01:18 (C) 山形在来作物研究会
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日本全国にはかつて振り茶の文化があったという。振り茶というのは番茶を茶筅で泡立て、そこにご飯やおかずをいれて間食として食べるお茶のことである。たとえば、富山県には「ばたばた茶」、沖縄県には「ぶくぶく茶」があり、全国的にも有名なのが島根県の「ぼてぼて茶」である。
ぼてぼて茶は番茶とともに茶の花を乾燥させたものを入れて煮出し、それを大きな竹の茶筅でかき混ぜると茶碗と当たってボテボテと音がするところから名付けられたといわれている。
写真は松江城内で飲んだ、ぼてぼて茶。赤飯、高野豆腐のみじん切り、漬物、黒豆を泡立てたお茶の中へ入れて食べた。茶の花が煮出されているためか、結構渋みがあった。