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▼イザベラ・バードの通った道(山形県川西町小松編)その15

イザベラ・バードの通った道(山形県川西町小松編)その15/

 十印さんのある五日町から「両羽銀行」(現山形銀行)に入ると、通りは十日町になる、それぞれ市がたつ日が違っていた。当時どんな風景だったのでしょう?

 今はやりのまるしぇや朝市この通りで、同じように5日、10日とやるのも面白そうだけど。はじめの写真は突き当りがカギ十字となる山形銀行交差点で次の曲がり角になるところから撮影。突き当りは長崎屋さんで向こうから手前にバードは進みます。

 中間くらいのところに小松小学校の正門に通じる道があり、角にパン屋さんがあります。中学時代のクラブ帰り道、須藤というやつと、くずパン(コーヒーロールのはじ、ないときは食パンのみみ)かって食べました。コーヒーロールはクリームが残っていておいしいのです。当時おばあちゃんが店番してました、紙の袋か、新聞紙?にごそごそといっぱいつめて10円か20円だったと思います、今思うと、結構サービスしてくれたんでしょうね、コーヒーロールパン、今もパリドールサノ(山銀のある交差点にある)やヤマザワで販売してました。ダリアパンもむかしからあったが、おいしいです。

 写真手前のお茶屋さん、主人は父と同級生で娘さんが自分と同級生、主人は油絵が趣味で画風がすきでしたが、数年前に亡くなりました。川西で油彩を描くひとはほとんどいなくなったようで、寂しいです。お茶屋さんを過ぎて右側にまがりますと、寛政二年二月(西暦1790年)創業、お菓子一筋という錦屋さんがあります。

 『・店の損得より、お客様を第一に行動する・お店はお客様のために、工場はお店のためにある』とHPにあります。門前(等順寺)の菓子屋として創業し今に続いている理由がここにあります。赤いポスト、萱屋根もいい感じに手入れされてます。ここにもこだわりを感じます。バードも食べたかも?比較の古写真がまだ探せてないのですが、錦屋さんと寺は今も昔も同じだったでしょう。


2016/03/01 07:11 (C) Atelier Li-no
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