ヤマガタンver9 > 原爆投下の日、終戦記念日のある夏休み

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▼原爆投下の日、終戦記念日のある夏休み

 夏休みに入り、2回目の日曜日。こぐわっ子たちは、ご家族とどこかへ出かけているのでしょうか。

 

 今週の3日は、様々なところで大きな爪痕を残した豪雨となりました。被害を受けた皆様には、1日も早い復興・復旧をお祈りいたします。

 

 さて、昨日は8月6日。77年前のこの日、原爆で本当に多くの方々の命が、幸せが、一瞬にして失われました。毎年、原爆に関する報道を見たり、新聞記事を読んだりするだけでも、心が痛みます。ただただ、犠牲者の方々に手を合わせるばかりです。

 

 夏休み前のある時間、6年生の教室に行く機会がありました。黒板に、8/6, 8/9, 8/15と書きました。

 「何か気づいた人?」この問いに、誰の手も上がりませんでした。

 確かに、歴史の授業は、まだここまで進んでいません。でも、戦争については、毎年TVで流れるし、新聞にも大きく載ります。77年という歳月が、このような実態を生み出しているのでしょうか。

 「夏休みに、原爆投下の日と終戦記念日があることが、日本の子どもに戦争について考えさせる機会を奪っているのかなあ。」ある社会科教員の言葉が、よみがえりました。 

 話を続ける中で、「いま世界の中で抗争・紛争等があるけれど、もし日本も戦争をするとなったら、戦うのはここにいる私たちなんだよ。」

 話しながら、ぞっとする自分がいました。子供たちは、一瞬動きを止めました。これから世界はどうなっていくのか、そう考える時、本当に恐ろしくなります。無力さに打ちひしがれる自分もいます。

 

 今日あらためて、広島市長の平和宣言全文と岸田首相あいさつ全文、国連事務総長あいさつ要旨を読みました。こぐわっ子たちに話したいことがむくむくと湧き上がってきました。

 

 明後日は、長崎への原爆投下の日。15日は終戦記念日。もはや、日本では、78歳以上の方々しか戦争を語り継ぐ方々はいません。80を過ぎた自分の家族も、ひもじい思いをしたこと、親が戦争に行った事実しかわかりません。でも、私たちは、子供たちに平和の大切さ、当たり前の生活の大切さを語ることはできます。

 

 楽しい楽しい夏休み。でも、過去にあったことについて家族で語る時間、今の幸せなかけがえのない時間について語る時間を、とってみてくださいませんか?

 

 始業式、自分も平和について語りたいと考えています。

 

 


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