▼獅子にベアリング取り付け2023/10/05 09:03 (C) 獅子宿燻亭10
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萩野の獅子の修理が完了した。
鉄製の軸棒と受け穴が摩擦ですり減りガタガタ音がする。
対策として受け穴の奥にベアリングを取り付けた。
顎にベアリング取り付け
軸棒を差し込んだ状態
鉄板のカバーを取り付けて完了
無抵抗に顎が開閉するようになり、ガタも音がしなくなった。
萩野の獅子舞は激しく上下する舞なので、これで改善するだろう。
内蔵しているベアリングの錆が気になるが、錆止め潤滑剤や定期検診でケアする必要がある。
また獅子頭の擦り傷、打撲傷の手直しも行った。大きな傷であれば広範囲にサンドペーパー
で塗面を均し、塗り替えをするが今回は、それには及ば無い程度だ。傷を埋め修正を行った。
最初は新しく塗り重ねた塗面は盛り上がって気になるが、塗料が乾燥すると痩せて目立たなく
なるだろう。
頬骨を膨らませる前の獅子木地
制作中の畔藤熊野神社の獅子をモデルにした木地も形が出来上がってきた。
昨日、頬の頬骨を表している部分に膨らみを加えてみると、一層モデルの獅子の形に近づいた。
このような表現は畔藤熊野神社の高橋小兵衛の作でも稀で他には見られない。この表現の発想は
一体何処からヒントを得たのだろうか? 小兵衛の造形力に驚かされる。
頬骨部分を膨らませた獅子
愛猫クルミちゃんの頬 「ドォーヤ きっと俺がモデルだぜ!」
怖がりのウチの雄猫と見比べていると似ている事に気がついた。意外と小兵衛は猫を観察して
この頬の造形に気がついたのかも知れない。
この頬骨の隆起で獅子の表情が一変した。