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▼カリスマの凋落−ソニー生保

私が損保の社員だった時に
日本版金融ビッグバンが始まりました
外圧(米国←AIG)によるものでした

保険でも子会社方式による
生保・損保の相互参入がOKになり
各社が積極的に取り組みました
やらなければ やられてしまうという
危機感があったことも事実です

東京海上は 生保参入にあたり
当時異彩を放っていたソニー生保に
注目しました(もう1社プルデンシャルも)
ソニー生保は CMジャブジャブのイメージ戦略と
外務員(○○ちゃん部隊)の『G・N・P』攻撃が
当たり前だった生保業界に 風穴を開けました
G・N・Pは“義理・人情・プレゼント”のことですが
そういう保険の本質と無関係なものを排除し
ヘッドハンティングで優秀な人材を集め
更に徹底した教育とマーケティングで
首都圏を中心に“コンサルティング営業”を展開
瞬く間に 生保でもソニーブランドを築いてしまいました
さすが 世界のソニー!と感服したものでした

ソニー生保を範とした“東京海上あんしん生命”は
設計システムも営業方法もソニー生保に酷似していました
(ま 平たく言えば 『パクリ』)
普通なら“のれんむしり”とそしりもするんでしょうが
当時ソニー生保は 歯牙にもかけませんでした
まあ 当時ソニー生保のライフプランナーといえば
リクルートの花形で 燦然と輝いていましたし
ビジネスモデルは 完璧でしたから
それも むべなるかな

それが・・
本体も輝きを失うと同時に・・

                   (つづく) 

2008/10/28 08:13 (C) FPのひとりごと
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