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▼友愛が融解する日

日米関係が微妙にぎくしゃくしている
普天間基地の移転問題は場合によっては
日米同盟そのものの“火種”となりかねない
米国の日本に対する不信感は相当のものだと覚悟しなければなるまい

この問題を真剣に論議するには
戦後の占領政策 GHQ マッカーサーまで遡らなければならない
そこまで遡らなければ基軸のずれた論議となってしまう
でも それを語っていたのでは 越年はまちがいないので・・

とりあえず現状を私なりに分析すれば
まず米国の主張はどっから見てもまっとうだ(長期スパンは別にして)
原因の一端を作ったのは米軍ではあるが 移転について打診したのは日本だ
それを両国で協議して 納得の上両国間で合意した
その合意の履行をしないばかりか 合意自体を否定する動きがある
否定するならするで根拠と代替案を持って米国にお願いするのが筋であろう
ところが 根拠も代替案もなしで 問題を先延ばしにするだけ
これ 国対国でなくとも たとえば人対人だって背信行為だ
政権交代があろうとなかろうとそんなことは外交交渉には無関係
筋の通らぬことをやっている連立政権が悪いのは誰の目にも明らかだ

鳩山さんには 新たな日米の同盟関係を築きたいという思いがあるようだ
その思い自体はマンネリ化した同盟関係に風穴を開ける可能性を持つ
しかし残念ながら構想の有無を含めて何一つ明らかになっていない
それは思いだけで終わっているのか 社民党 国民新党に気兼ねをしてるのか
そのへんのこともさっぱりわからないが・・
いずれにしても 指導者としての決断力が決定的に欠如している
決断のない友愛は ただの自己愛にすぎない
連立を切ってでも 通すべき筋は通さねばならない

米国の出方によっては 友愛などあっという間に融解してしまう
そんな日が近いような気がしないでもない
 
2009/12/11 09:03 (C) FPのひとりごと
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