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▼高断熱高気密バーチャル建築(3) 凍結?

 高断熱高気密バーチャル(仮想)住宅の三回目・・今回は凍結について・・

 ダンは、バックホーを操作しながらミツが指示する深さに掘っている。最初に掘った自分の基礎(べた基礎)より深く掘っているようだが・・。

 「君の基礎っておいらの基礎より深くない?」
 休憩時間、ダンはミツに尋ねた。
 「そうかもしれないね・・・これが僕の基礎だよ。」


布基礎構造図

 ダンも基礎構造図を出してミツの図面と比べていた。


べた基礎構造図

 「君の根切り、おいらより15cm深い・・」
 「それは、基礎下の凍結予防の為だよ。」
 「それって・・この間言っていた凍結深度の事?確かにネットで調べると凍結深度より深く基礎を作るように書いてあるね。」
 「うん、そうだよ。これを見て・・地面が凍結すると困るのは基礎だけじゃないよね。水道も凍結しないように埋設するんだ。」
 「この表には米沢が載っていない・・でも高畠がある・・・ここの凍結深度は、44.18cmか・・それで君はおいらより15cm深くしたのかい?」
 「そうさ。」
 「でもなぜ米沢が載っていないのだろう?」
 「米沢は豪雪地帯だろ。雪が積もってしまうと 地面の温度が外気温の影響を受けにくくなるので 地盤が凍結しにくくなるそうなんだ。」
 「へえ・・・」

※本文の構造図は、この連載用に住宅普及協会仕様書を参照して作成しました。
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