ヤマガタンver9 > 鏡を見て

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▼鏡を見て


夜中に目が覚め、トイレに立った。
山形県は西川町の旅館でのこと。
トイレの入り口には大きな鏡が貼ってあり、自分の身体を横から見ることができた。
「なんだ、これ?なに・・この腹、このお尻・・?」

いままで鏡があっても正面からしか見ていなかった。
それでは実物の一面しか写していなかったんだね。
こんなに腹が出ていて、お尻が出ていて、不恰好だとは思わなかったよ。
知らなかった。
いくら190cmでも三桁の体重はきついよな。こんな格好だとは・・・。
で、三桁から二桁になるまで頑張ってみることにした。

「菅野さんは背が高いから・・。そのぐらい体重があってもいいんだよ。」

うるせい!だまれ!まどわすんじゃねぇ!

こんな甘言に自分を見失っていた。
自分が馬鹿だった。


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